フラッシュバックが起きたら。

まず、残念なことを書かなければいけません。
フラッシュバックは1度起きた事のある人は、その後ずっと、再び起きる可能性があります。
記憶の引き出しが1度開いてしまったせいで、きっかけさえあればすぐに開いてしまう状態になるようです。

「また嫌な記憶を突きつけられたら…またパニックになったら…」
想像するだけで辛いと思います。

大切なのは、そうやってフラッシュバックを起こさないようにすることと、起きてもパニックにならないことです。

そうです。あの苦しいパニックにならずに済む方法があるのです。

まず、再び起こさないようにする為には、少しでも「嫌な感じ」のする物は、できるだけ遠ざけましょう。
本を読む時や映画などを観る時は、あらかじめあらすじをチェックして、嫌な記憶を想起させるものを避けた方が賢明です。

そして、もし起きてしまったら、「今思い出している記憶は、とうに昔の事で、今自分に起きているんじゃない。」とハッキリ自分に言い聞かせて、ゆーっくり深呼吸を繰り返しましょう。

今いる自分の場所を良く見ると、混乱しにくくなります。
そうすることで、パニックが起きないようになります。

また前の項目でも書きましたが、突発的に思い出すだけがフラッシュバックではありません。
何かを見たり読んだり聞いたりして、何だか気分が優れず、そのことが頭にこびりついた様に離れなかったり、気分が悪くなったりします。
それもフラッシュバックです。

そんな時は出来るだけその頭にこびりついたことから、気を逸らせるようにしてください。しばらくしてから、何となく原因がわかる時が来る場合があります。その時も深呼吸をして「今の自分に起きている事ではない。」と言い聞かせましょう。

フラッシュバックが起きた後は、本当に心が押し潰されそうに苦しくなります。

何も考えずゆっくり休んで、ショックで疲れた心を癒してあげてください。現実逃避も沢山してください。

そして思い出したことや、辛い気持ちを、専門医やカウンセラーなどに吐き出しましょう。

吐き出して、現実逃避しても、フラッシュバックのショックはなかなか消えてくれません。
1番効くのは、“時間薬”です。
心の中の嵐が去っていくのを待ちましょう。

一番大事なのは、フラッシュバックが起きて、嵐が去った時の着地点―記憶を思い出したけど、これからどうするか―です。
良い所に着地できるように、しっかり休んでください。


“しっかり、ゆっくり心を休めて時間薬の効き目を待ちましょう”